ミゾソバという名前の花があります。溝のような湿った場所に群生し、花の形が蕎麦に似ているところからミゾソバという名前がつけられました。
ミゾソバの葉ははウシの顔の形にも似ているので、ウシノヒタイ(牛の額)やギュウメンソウ(牛面草)ともいわれます。
ミゾソバはタデ科イヌタデ属の1年草で、蔓状に伸びた茎には下向きの棘があり、金平糖のような形の花をつけます。ミゾソバが珍しいのはこれと同時にもう一つの花を咲かせることです。それは地上にではなく地中です。
ミゾソバの地上の花は開放花です。地中では虫や風に花粉を運んでもらうことができませんので、自分の花粉で受粉をします。ちなみにこのように自分の花粉で受粉をする花のことを閉鎖花といいます。
